カラス君と黒猫さん
■本当
君は、俺の事をどんどんと暴いていくのに、俺は君の事を全く知らない。
・・・・・・・・不公平だと思わない?
けど、そんな事言わない。
俺が暴いちゃいけない“本当”って言うのもあると思うから。
そう、君は俺に全然そんな素振を見せなくて。
一ミリも、感ずかせなかった。
そんなに抱え込んで、何になるって言うんだろうね。
とは言っても、俺に何か話したからって特別何かが変わる訳でもない。
でも、それで君が楽になれるなら。