カラス君と黒猫さん
「黒猫さん?」
「こうしてたい・・・・・・・寒い。」
俺の胸に頭を擦りつけると、そのまま黒猫さんの動きは停止してしまった。
(寝ちゃった。・・・・・・・どうしよう)
足を伸ばして座っていたら、いつも間にか黒猫さんが乗っている。
どうするべきか。
そうか、俺も寝よう。
どこからそんな思考が飛んできたかは自分でも寝惚けてて分からないけど、取り合えず床に横になった。
寒いから黒猫さんを抱きなおして、湯たんぽ代わり。
(あぁ・・・・・良い温度)
そう言えば、雅に何も連絡してないなぁ・・・・。
まぁいいか、起きてからで・・・・・・。
ふっと浮かんだ思考は睡眠によってかき消された。