カラス君と黒猫さん
□残火
朝。
俺は、息苦しさに目を覚ました。
「ん・・・・・・・・・・・・」
(うわぁ、)
いつの間にか着ていたシャツは全開で、その体に黒猫さんの腕が巻きつく。
息苦しいはずだ。
と言うか、俺が寝ている間にどうやったらボタン開けれるんだ・・・?
まぁいいか。
肌に伝わる黒猫さんの熱さがくすぐったい。
(ん・・・・・・・・?熱い、?)
ふと思い当たる節があり、黒猫さんの首を触ってみた。
「まじかよ・・・・・・・・・・・・」
瞬間、俺のテンションは急降下。
黒猫さん、発熱。