問題山積み
傷んだ身体は、言わばそれの報いということかもしれないね。
自分のしていたことは、そういうことだ。


「ごめん…」

「いやー、仕方ないだろ。亜樹が謝ることじゃねえって。日頃の行いが悪い俺のせいだもん」


そういう意味じゃない。
圭君の気持ちを、あらゆる形で踏みにじっていた自分が、とても醜いもののように思えた。















その日はそれから圭君と深夜まで私の部屋でお酒を飲んだ。
近所のコンビニでビールやら酎ハイやらお菓子やらを買い漁って、だらだらと何時間もそれを摂取していく。
途中で吐きたい衝動に駆られたが、ぐっと堪えた。
やめなくちゃ、こんな馬鹿なこと。
痩せたとて、失うものが大きすぎる。
目の前にいるこの人に、私は愛されている。
心配させたくない。
それに、中身も外見も綺麗でいたい。
ぎすぎすした心じゃ、何にも見えないよ。
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