開国維新の洋魔戦記
翌朝、手代木は神社の後ろの岩山に連れて行かれた。


那智上がどんどん先になって山に入って行った。



小さな祠があり、その後ろの洞窟に入って行った。


洞窟に入ってしばらく歩くと崖で行き止まりになっていて、その先には深い穴があいていた。


那智上は崖っぷちに手代木を立たせて、握り飯の包みを渡した。


「修行はこの穴からの脱出だ」


言い終わると同時に手代木を穴に突き落とした。

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