開国維新の洋魔戦記
手代木はもう一つの重りを投げつけた。


手代木は投げつけると同時に虎の懐に入った。


虎はまた前足で重りを払いのけた。


しかし、手代木は懐に潜り込み、虎の腹にパンチを入れた。



虎は空中に飛ばされた。


地面に落ちた虎はよろよろと立ち上がってきた。


すかさず手代木は虎の額に拳を入れた。


虎の額が割れ、動かなくなった。


虎から影のように堕天使が出てきた。



警備隊長が言った。


「この間より、少しは憑き神を使えるようになったのか。

だが、これではどうかな」



堕天使は次第に実体化してきた。


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