開国維新の洋魔戦記
田母神は退魔局の意義について説明し始めた。


一通りの説明が終わった。



田母神が手代木に尋ねた。


「君は常に神を出しているのかね?」


「えっ。

しまっておけるものなんですか?」


末永が言った。


「ずっと出していたら、神使いだとバレてしまうじゃないか。

第一、潜入捜査が出来ないだろ」


手代木は聞いた。


「皆さんは私の神が見えるんですね!」

末永が苦笑して言った。


「お前、バカか!!

神使いは他人が出している神が見えるんだぞ」


「すると、皆さんは神使いなんですね」

末永が言った。


「神を出して居ないからそうじゃないと思ったのか?

おめでたい奴だな」
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