開国維新の洋魔戦記
堕天使達の後ろの方に彼らを指揮する女性がいた。


彼女は堕天使の背中に乗っていた。


「何をしているの早くやっておしまい」

ヒステリックな声で叫んでいた。


手代木がその声の方を見て声を上げた。


「葵!」


末永も見た。


「リリスじゃないか。

お前の妹はリリスだったのか」


手代木はそうだと頷いた。


末永はフスミからカラスの羽根を実体化して、飛び立ちながら言った。


「雑魚は俺に任せろ。

お前は妹に専念しろ


< 73 / 98 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop