とある堕天使のモノガタリⅣ ~TORAH~



「忍が悪い…俺を煽るから…」



「ん…ぁ…煽ってなんか…っ」



暗いガレージ内に二人の吐息が響く。



それが余計二人の体温と心拍数を上げていく。



忍のシャツの裾から侵入した右京の手が器用にブラのホックを外した。



「…ま、待って…!」



「待てない。…声出すなよ…?」



「そんな…っ…あぁ…右京…!」



キスをしながらレギンスを下ろされ、拒もうとした腕は彼に掴み上げられる。



スイッチの入った右京が止まらないのを知っている忍は無駄な抵抗を止めた…。



忍の首筋に右京が舌を這わせ…



「…ふぁっ…あっ…あぁっ…!」



彼の指に翻弄されて彼女は堪えきれず喘ぎ声を漏らす。



「…っ…ダメだよ、忍…声出さないで…」



「ぁ…っ…イジワル…!」



無理な注文を付ける右京の首に絡み付く忍。



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