とある堕天使のモノガタリⅣ
~TORAH~
そんな必死な彼女に右京は深紅の瞳を細めた。
「…忍、かわいい…」
「っ…ばかぁ…ぁっ…!!」
右京に突き上げられた忍は彼に爪を立て、その快楽の波に飲まれ…
「っ…忍…ちゃんと感じて…俺を…」
そんな甘い右京の囁きに答えられる余裕なんて無いくらいに深く…
「…右京…っ…もぅ…限界…」
「…ゴメンね…っ…もうちょっと我慢して…」
そして、右京が愛しそうに自分に口づけ…
時折窓から差し込む月明かりの中、二人は深く溺れた…。
「…もう二度とこんな所でしないから…!」
乱れた服を直し、ガレージを出て行こうとした忍を右京の腕がまた引き戻す。
「ん~…ダメ。…もっかい…」
「はぁ!?…ちょっと…!」
結局拒みきれない忍は自分の甘さに自己嫌悪するのだった。