とある堕天使のモノガタリⅣ
~TORAH~
送別会
◇
翌週は慌ただしかった。
仕事ではお互い業務整理や挨拶回り、それが済むと連日送別会で殆ど休む暇は無い。
忍の身の回りには相変わらず不可解な事が何度かあったが、潤のファインプレイで大事には至っていない。
だが、右京に直接何かをしてくる事はなく、それが余計彼を苛立たせた。
忍曰く「もう慣れた」らしく、最初ほど不安になる事は無かったが右京は気が気ではない。
いつも以上に過保護になる右京に忍は呆れているようだった。
「右京…いい加減にしてくれない!?」
「…何が?」
「その“ストーキング”よ!」
「人聞き悪い!警護だろ?」
「たかがトイレごときで必要ないから!」
AXELでの送別会でその様子を見ていたゴウは右京を憐れんだ。
翌週は慌ただしかった。
仕事ではお互い業務整理や挨拶回り、それが済むと連日送別会で殆ど休む暇は無い。
忍の身の回りには相変わらず不可解な事が何度かあったが、潤のファインプレイで大事には至っていない。
だが、右京に直接何かをしてくる事はなく、それが余計彼を苛立たせた。
忍曰く「もう慣れた」らしく、最初ほど不安になる事は無かったが右京は気が気ではない。
いつも以上に過保護になる右京に忍は呆れているようだった。
「右京…いい加減にしてくれない!?」
「…何が?」
「その“ストーキング”よ!」
「人聞き悪い!警護だろ?」
「たかがトイレごときで必要ないから!」
AXELでの送別会でその様子を見ていたゴウは右京を憐れんだ。