とある堕天使のモノガタリⅣ
~TORAH~
自分の身体を知り尽くした右京の愛撫のひとつひとつに反応してしまう。
右京はそれを満足そうに見て微笑む。
「気持ちいい?」
「き…聞かないでよ、そんな事っ…ぁ…」
「かわいい…恥ずかしいの?」
紅く輝きを増した瞳が自分を捕らえ、急に羞恥心が芽生えた忍は思わず顔を反らした。
「反らすなよ…。」
「だって…っ…!ぁん…!?右京…ぃゃ…!」
押し寄せる官能の波にまともに話すことすらままならず、自分の意思に反して零れ落ちる喘ぎ…。
深く繋がり…乱れた呼吸と…うっすらと汗ばむ肌が一層ふたりを淫らにする…。
右京の動きはいつも余裕があり、忍は自分ばかりドキドキさせられてる気がした。