とある堕天使のモノガタリⅣ
~TORAH~
◇
忍は右京の甲斐甲斐しい看病のお陰で翌日の夕方にはすっかり熱も下がって元気になった。
右京に「明日はデートだからな」と言われ、テンションも幾分高い自分に気付く。
…まるでこれじゃ高校生みたいじゃん…。
だがデートなんてここ最近行って無かったし、次はいつ行けるか判らない。
目一杯楽しんでやろうと鼻歌混じりに情報誌を捲る。
と、下腹部に鈍い痛みを感じてハッとなった。
カレンダーに目を向けてから慌ててトイレに向かう。
「…あぁ…やっぱり…」
すっかり忘れていたが、遅れていたのだ…月のモノが…。
体調を崩したのもこれが重なっていたからだと解り、妙に納得すると同時に“ツイてない”と思った。
「…まぁ、仕方がないか…」
そして持ち帰った仕事を片付けている右京を横目にこっそりため息を着くのだった。
忍は右京の甲斐甲斐しい看病のお陰で翌日の夕方にはすっかり熱も下がって元気になった。
右京に「明日はデートだからな」と言われ、テンションも幾分高い自分に気付く。
…まるでこれじゃ高校生みたいじゃん…。
だがデートなんてここ最近行って無かったし、次はいつ行けるか判らない。
目一杯楽しんでやろうと鼻歌混じりに情報誌を捲る。
と、下腹部に鈍い痛みを感じてハッとなった。
カレンダーに目を向けてから慌ててトイレに向かう。
「…あぁ…やっぱり…」
すっかり忘れていたが、遅れていたのだ…月のモノが…。
体調を崩したのもこれが重なっていたからだと解り、妙に納得すると同時に“ツイてない”と思った。
「…まぁ、仕方がないか…」
そして持ち帰った仕事を片付けている右京を横目にこっそりため息を着くのだった。