とある堕天使のモノガタリⅣ
~TORAH~
「別に初めてって訳じゃないでしょ?」
「そ、そうだけど…!」
だが、いつもはこんな一方的にされる事はないのだ。
…改めて考えると…物凄くエロい!!
そうこう考えているうちに、あれよあれよと気付けば既にチャックは全開だ。
右京はグイッと彼女の両肩を押し返し、「勘弁してください…」と真っ赤な顔を下げた。
忍はそれを見て満足そうに微笑む。
「いつでもシてあげるから言ってね?」
「言わねぇよっ!!」
それから一人悶々とした右京を差し置いて忍は「おやすみ~」と布団に入る。
右京は彼女を半眼に睨んで、はぁ…とため息を着いた。
「右京も早く寝なよ?」
「…襲わない?」と聞く右京を軽く蹴飛ばすと忍は彼に腕を伸ばした。
「一緒に寝てくれたらね。」
「はいはい…それなら御安いご用ですよ。」
そして二人寄り添い、「明日さ…」とベットの中で夜が更けるまで会話を交わした。