とある堕天使のモノガタリⅣ
~TORAH~
◇
天気は快晴。
忍はご機嫌。
そして右京はかなり不機嫌だった。
その原因は例の新人バンド“vale”だ。
アランとの電話の後でチケットの事を話すと彼女は飛び上がって喜んだ。
そんな様子に右京も微笑んだのだが…。
「…でね?ヴォーカルのテリーはまだ20歳なんだけど、凄く可愛くてね~?」
「ふーん…」
…だからなんだっつーの!!
テリーだかビリーだか知らないが、どうやら忍はバンドのヴォーカルがお気に入りらしい。
右京に腕を絡めてソイツについて語る彼女に段々イライラしてきた。
いや、イライラしてるのは彼女にではなく、彼女の口から他の男の名前が出る事にだ。
…俺って器が小さいのか?
そう考えるとはぁ…とため息が自動的に溢れた。
天気は快晴。
忍はご機嫌。
そして右京はかなり不機嫌だった。
その原因は例の新人バンド“vale”だ。
アランとの電話の後でチケットの事を話すと彼女は飛び上がって喜んだ。
そんな様子に右京も微笑んだのだが…。
「…でね?ヴォーカルのテリーはまだ20歳なんだけど、凄く可愛くてね~?」
「ふーん…」
…だからなんだっつーの!!
テリーだかビリーだか知らないが、どうやら忍はバンドのヴォーカルがお気に入りらしい。
右京に腕を絡めてソイツについて語る彼女に段々イライラしてきた。
いや、イライラしてるのは彼女にではなく、彼女の口から他の男の名前が出る事にだ。
…俺って器が小さいのか?
そう考えるとはぁ…とため息が自動的に溢れた。