とある堕天使のモノガタリⅣ
~TORAH~
◇
特攻の二人から連絡が入ったのは予定していた時刻より2時間ほど早めだった。
『スタンバイを開始する。』
それを聞いてロイは時計に目を向けた。
『…早くないか?』
『まぁね。右京がまたむちゃくちゃ言い出して…』
歯切れの悪い虎太郎にロイは嫌な予感がした。
『…聞く…?』
『…聞きたくない気もするが…話すならアランが居ない今のうちだぜ?』
『実は右京が…』と状況を説明する虎太郎に、ロイは頭を抱えて項垂れる。
『何か本人は自信満々なんだよね…』
『アイツはいつだって自信満々だろ…』
『聞こえてるぞ』という右京の声が割って入り、二人は苦笑する。
『無茶はしない。とりあえず、バックアップよろしく。』
『あいよ。』
ロイは手早くキーボードを操作して右京の発信器を追った。
特攻の二人から連絡が入ったのは予定していた時刻より2時間ほど早めだった。
『スタンバイを開始する。』
それを聞いてロイは時計に目を向けた。
『…早くないか?』
『まぁね。右京がまたむちゃくちゃ言い出して…』
歯切れの悪い虎太郎にロイは嫌な予感がした。
『…聞く…?』
『…聞きたくない気もするが…話すならアランが居ない今のうちだぜ?』
『実は右京が…』と状況を説明する虎太郎に、ロイは頭を抱えて項垂れる。
『何か本人は自信満々なんだよね…』
『アイツはいつだって自信満々だろ…』
『聞こえてるぞ』という右京の声が割って入り、二人は苦笑する。
『無茶はしない。とりあえず、バックアップよろしく。』
『あいよ。』
ロイは手早くキーボードを操作して右京の発信器を追った。