とある堕天使のモノガタリⅣ
~TORAH~
◇
開場を待つ長蛇の列に、隣に居たリサが今日何度目かのため息を着く。
そんな彼女に忍は小さく笑うと腕時計に視線を落とした。
『多分もうすぐ中に入れるよ。』
『だと助かるわ~…もう待ちくたびれたもん!』
かれこれ30分以上は待たされ、ライヴ前から二人とも疲れを感じ始めていた。
暫くするとスタッフがライヴハウスの入口を開いて列がゆっくりと進み出す。
『ど、どうしよう!…ドキドキしてきた!』
『ふふふ…私も~!』
顔を見合わせ微笑み合う。
リサは興奮気味に辺りを見回し、キラキラと大きな瞳を輝かせて忍を見上げた。
『こうやって見ると、断然女の子のファンが多いわね~!』
『そうね~。だってビジュアル的にもカッコイイもんね~!』
入口が近付くと共に、テンションが徐々に上がって来る。
開場を待つ長蛇の列に、隣に居たリサが今日何度目かのため息を着く。
そんな彼女に忍は小さく笑うと腕時計に視線を落とした。
『多分もうすぐ中に入れるよ。』
『だと助かるわ~…もう待ちくたびれたもん!』
かれこれ30分以上は待たされ、ライヴ前から二人とも疲れを感じ始めていた。
暫くするとスタッフがライヴハウスの入口を開いて列がゆっくりと進み出す。
『ど、どうしよう!…ドキドキしてきた!』
『ふふふ…私も~!』
顔を見合わせ微笑み合う。
リサは興奮気味に辺りを見回し、キラキラと大きな瞳を輝かせて忍を見上げた。
『こうやって見ると、断然女の子のファンが多いわね~!』
『そうね~。だってビジュアル的にもカッコイイもんね~!』
入口が近付くと共に、テンションが徐々に上がって来る。