I'M sorry
あたしにはもう
浮気でもそうじゃなくても
どっちでもよかった。
ただ少しでも楽になりたかっただけ。
涙は出なかった
そこに感情はなかったから。
だけどやっぱり4年間は大きくて
顔に出さないつもりでも
分かる人にはわかるらしく
最初に声をかけてきたのが
優斗だった。
「璃亜なんかあった?」
「何にもないよ?」
思わない問いかけに
びっくりしながらもそう答えた。
「ふーん。今日バイト終わったら
俺らで焼肉するんだけど一緒にどう?」
「あ、ごめん忙しいから」
「お前あんまりバイトバイトってやってると
パンクするぜ?」
「え、あ、うん」
「一日ぐらい息抜きしたって
罰なんかあたんねーよ」
「うん・・・」
「じゃ決定な」
なかば強引に焼肉参加になり
バイトが終わると
あたしが帰らないように
待ち伏せされそのまま焼肉家へ行った。