I'M sorry
「マジこないだの
お客さんムカつきましたよ~」
焼き肉にきたのは
優斗とあたしと
タメのけいた
先輩が一人に
後輩が二人
あたしと先輩以外は
みんな男だった
「けどさ璃亜ちゃんよく
頑張ってるよねっ」
先輩が周りに同意を
求めるように聞く
「本当に!俺も
璃亜先輩みたいに出世
出来るようになりたいです」
「タメには思えないよな
なあ優斗?」
「あ?ああ。
頑張りすぎな気もするけど」
周りからそう言われるのは
もう慣れてる
あたしは軽く頭を下げて
肉を食べた
「なあ優斗
携帯光ってるぜ?」
優斗は画面を確認すると
外へ出て行った
「アイツん家厳しいからなあ」
「え、優斗さん家
厳しいんですか?」
「優斗の父ちゃん
めっちゃ怖えぜ(笑)」
「なんか意外だね~」
ちょっとして
優斗が戻ってきた
「ごめん!親が
帰ってこいってうるさいから
俺先帰るわ」
「また焼き肉しましょう」
「そうだな。あ、けいた
俺の焼き肉代とりあえず
払っといてよ」
「え?俺お金ない!」
「はあ?なんでだよ」
「だって今言われし!」
「え、じゃあ
あたしが立て替えとくよ」
「マジ?悪い璃亜!明日
絶対返すわ!じゃおつかれ」
優斗が帰って
しばらくして解散した
けいたとあたしは
帰りが一緒の方面だった
別に話す事なんて
ないはずなのに
けいたは無駄にベラベラ
話しかけてきた