涙色の空
たいして青くもない
空をみあげながら
ふと、髪をかきあげる。

変化のない毎日を
ただ過ごすだけの私。

なんてつまらないのだろうか。

「そんな事いってるからなにもかもつまらなくなるんだよ」

ふと、横から聞こえた声にハッとした私は、声のする方へ顔をむけた。

安藤 開(アンドウ カイ)

私はこの男と知り合ったばかりだというのに。

なぜ、こんなにもペースをみだされなければならないのか

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