暗がりの夜だから


その顔は、瞬時に満開のとろけそうな笑顔に変わる。

「ははっ…やっとしゃべった♪」

「……え?」

「僕ばっかりしか話してなかったから。」

そう言った少年は笑顔のまま、私を見つめる。

< 18 / 164 >

この作品をシェア

pagetop