暗がりの夜だから


私は、遠い遠い空に手を伸ばす。

掴むことなどできないとわかっているから、手を伸ばす。

この、何も手に入らない感じが、私の心と瓜二つ。


むなしくて、空っぽで…、手応えなど、何もない。

あるのは、ただ空っぽの私のからだ。

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