この愛の果て
「ぃやったあああ!!……って痛い!!」
いきなり芽依が私に抱きついた
な、何事!?
「瑠海?こいつ、うるさいでしょ」
空が芽依の頭をコツンと叩いた
「っ痛いなぁ、うっさいんだよ空豆ヤロー!!」
芽依が空に反撃する
「………知り合い??」
私は2人に率直な質問をした
「あぁ、コイツとは小学校からの付き合いなんだ」
……そうなんだ
ん?
っとことは…
「空って電車通学?…それかバス通学…?」
…芽依はここに引っ越してきたんだもんね?
「うん、バス通学。…コイツとはやっと離れられるって思ってたんだけどな」
空はわざとらしく困ったような顔をした