天神学園高等部の奇怪な面々Ⅹ
当然、下校時間などスルーである。

「随分余計な時間食っちゃったわ!ここからは素早い行動が必要になるわよ!」

グッ!と拳を握り締める美葉。

「もうよいではないか…今日の所は帰ろうぞ…」

筱萠がゲンナリした様子で言うが。

「答えはノン!よ、筱萠先輩!」

美葉は両手でバッテンを作る。

思い立ったが吉日。

彼女はそういう性格らしい。

「やると言ったらやるんです!今から疑惑の生徒達を緊急調査よ!」

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