天神学園高等部の奇怪な面々Ⅹ
そうだ。
美葉は皇帝の事を知っている。
例の写真に写っていたのが皇帝ならば、美葉が一目で気づく筈。
「ああ、あの写真ですか」
照れた様子もなく、コロコロ笑う月。
「確か…皇帝のご友人に、女装好きの男子生徒がいましたね?チカさん…」
そう。
例の写真に写っていた皇帝は、その女装男子によってカツラやメイクなどを施されて別人の姿に変装していたのだ。
「自分で言うのも何ですが、私と皇帝では有名人同士ですから…変装でもしないとデートもできないのですよ…ま、私はバレても構わないので、変装はしませんでしたが」
美葉は皇帝の事を知っている。
例の写真に写っていたのが皇帝ならば、美葉が一目で気づく筈。
「ああ、あの写真ですか」
照れた様子もなく、コロコロ笑う月。
「確か…皇帝のご友人に、女装好きの男子生徒がいましたね?チカさん…」
そう。
例の写真に写っていた皇帝は、その女装男子によってカツラやメイクなどを施されて別人の姿に変装していたのだ。
「自分で言うのも何ですが、私と皇帝では有名人同士ですから…変装でもしないとデートもできないのですよ…ま、私はバレても構わないので、変装はしませんでしたが」