天神学園高等部の奇怪な面々Ⅹ
「でもぉ…何故皇帝なんだいぃ?天神セレブと呼ばれる生徒は他にもいるだろうにぃ」

ヴリトラの問いかけに。

「愚問ですねぇヴリトラ君…貴方らしくもない…」

コロコロ笑う月。

あ、いい笑顔。

「皇帝自身には前に言いましたが」

彼女は目を細めた。

「私は生かさず殺さずが好きなんです…弄り甲斐のある生徒として、皇帝以上に私の(嗜虐)愛を受け止めてくれる人はいませんよ?」

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