天神学園高等部の奇怪な面々Ⅹ
「否!」
もう一度。
美葉はテーブルを叩いた。
「天神学園の頂点に立つ生徒会長の隣に寄り添う男子、それ即ち王族同士のラブロマンスに他ならないんだよ!スペシャルバカやヤン男や平凡眼鏡男子とは比較にならないほどの高貴な男子じゃなきゃ、生徒会長には釣り合わない訳!」
「悪かったな」
カレーパンをモシャモシャ咀嚼しながら頬杖をつく龍太郎。
そんな彼には目もくれず、美葉は両手を合わせて一人妄想物語を脳内に繰り広げる。
そんな妄想が見えたかのように。
「なかなか話がわかるではないかっ!」
ガシッ!と。
美葉の両手を掴む黒髪巻きロングの女子生徒。
「まさに真理!姫に寄り添うのは、王子でなければ務まらん!」
もう一度。
美葉はテーブルを叩いた。
「天神学園の頂点に立つ生徒会長の隣に寄り添う男子、それ即ち王族同士のラブロマンスに他ならないんだよ!スペシャルバカやヤン男や平凡眼鏡男子とは比較にならないほどの高貴な男子じゃなきゃ、生徒会長には釣り合わない訳!」
「悪かったな」
カレーパンをモシャモシャ咀嚼しながら頬杖をつく龍太郎。
そんな彼には目もくれず、美葉は両手を合わせて一人妄想物語を脳内に繰り広げる。
そんな妄想が見えたかのように。
「なかなか話がわかるではないかっ!」
ガシッ!と。
美葉の両手を掴む黒髪巻きロングの女子生徒。
「まさに真理!姫に寄り添うのは、王子でなければ務まらん!」