天神学園高等部の奇怪な面々Ⅹ
妄想に割り込まれ、美葉は鳩が豆鉄砲を連射されたような顔をする。
「えと…筱萠先輩?」
「先輩などと他人行儀な呼び方を申すな!筱萠と呼び捨てにせいっ!」
心の友よっ!とばかりに美葉の手を握り締める筱萠。
美葉の力説する『セレブはセレブ同士付き合うべき』という話にいたく感動した模様。
「あぁうるせぇ…」
チューとパックのコーヒーのストローを吸う龍太郎。
そんな彼に。
「無礼な!」
筱萠はフルスイングの平手打ち!
頬を張られて龍太郎はひっくり返る。
「平民の分際で、このわしに意見するな!うぬのような下賎な民は、わしのような『カエルのお姫様』には本来近づく事もできんのだぞ!努々忘れるな!」
「えと…筱萠先輩?」
「先輩などと他人行儀な呼び方を申すな!筱萠と呼び捨てにせいっ!」
心の友よっ!とばかりに美葉の手を握り締める筱萠。
美葉の力説する『セレブはセレブ同士付き合うべき』という話にいたく感動した模様。
「あぁうるせぇ…」
チューとパックのコーヒーのストローを吸う龍太郎。
そんな彼に。
「無礼な!」
筱萠はフルスイングの平手打ち!
頬を張られて龍太郎はひっくり返る。
「平民の分際で、このわしに意見するな!うぬのような下賎な民は、わしのような『カエルのお姫様』には本来近づく事もできんのだぞ!努々忘れるな!」