天神学園高等部の奇怪な面々Ⅹ
「とにかく!」
学食のテーブルの上に立ち、筱萠は拳を掲げる。
「同じ姫君として、わしは生徒会長の恋を応援すると同時に、是が非でも生徒会長を射止めたというその男子の顔が見たくなった!」
筱萠の言葉に同意するように、彼女の頭の上でカエルの『オウジ殿』がゲコ、と鳴いた。
龍太郎、宜虎、遥は素知らぬ顔で溜息をつく。
どうしてこの学園は、こんな奴ばかりなのだろうと考えながら。
学食のテーブルの上に立ち、筱萠は拳を掲げる。
「同じ姫君として、わしは生徒会長の恋を応援すると同時に、是が非でも生徒会長を射止めたというその男子の顔が見たくなった!」
筱萠の言葉に同意するように、彼女の頭の上でカエルの『オウジ殿』がゲコ、と鳴いた。
龍太郎、宜虎、遥は素知らぬ顔で溜息をつく。
どうしてこの学園は、こんな奴ばかりなのだろうと考えながら。