天神学園高等部の奇怪な面々Ⅹ
そこで一計を案じたのは。
「優秀な隊長にはぁ、有能な参謀が付き物だよねぇ」
ヴリトラだった。
「黒部 美葉の手を煩わせないように、俺が道案内をしてあげるよぉ」
「…………本気で言ってる?」
少しばかり自尊心をくすぐられて、興味を示す美葉。
「ああ、勿論さぁ。隊長は今後の作戦発案だけに労力を割いてくれればいいんだよぉ、道案内なんてつまらない仕事はぁ、俺が一手に引き受けてあげるからさぁ」
(ヴリトラ上手いっ!)
内心グッジョブ!とヴリトラを褒め称える皇帝。
そしてヴリトラも。
(方向音痴の浅はかな小娘をその気にさせるなんてぇ、チョロイチョロイ)
心の中で舌を出して黒い笑いを浮かべた。
「優秀な隊長にはぁ、有能な参謀が付き物だよねぇ」
ヴリトラだった。
「黒部 美葉の手を煩わせないように、俺が道案内をしてあげるよぉ」
「…………本気で言ってる?」
少しばかり自尊心をくすぐられて、興味を示す美葉。
「ああ、勿論さぁ。隊長は今後の作戦発案だけに労力を割いてくれればいいんだよぉ、道案内なんてつまらない仕事はぁ、俺が一手に引き受けてあげるからさぁ」
(ヴリトラ上手いっ!)
内心グッジョブ!とヴリトラを褒め称える皇帝。
そしてヴリトラも。
(方向音痴の浅はかな小娘をその気にさせるなんてぇ、チョロイチョロイ)
心の中で舌を出して黒い笑いを浮かべた。