天神学園高等部の奇怪な面々Ⅹ
その頃、理科実験室。
「……」
フラスコの中に如何にも体に悪そうな薬品を注ぎながら、一人の3年男子生徒が何やら研究をしている。
生徒会特別役員に雇われた疾風の、実の兄。
先日この理科実験室で爆発火災騒ぎを起こしたばかり。
お陰様でめでたく『吐血博士』というナイスなネーミングを拝命した。
今日も懲りずに、大工少女が修繕したばかりの理科実験室で怪しげな研究をしていた彼は。
「お邪魔するよぉ」
「ぐはぁあぁぁあぁあぁっ!」
突然天井裏からニョキリと顔を出したヴリトラに驚いてサプライズ吐血した。
「……」
フラスコの中に如何にも体に悪そうな薬品を注ぎながら、一人の3年男子生徒が何やら研究をしている。
生徒会特別役員に雇われた疾風の、実の兄。
先日この理科実験室で爆発火災騒ぎを起こしたばかり。
お陰様でめでたく『吐血博士』というナイスなネーミングを拝命した。
今日も懲りずに、大工少女が修繕したばかりの理科実験室で怪しげな研究をしていた彼は。
「お邪魔するよぉ」
「ぐはぁあぁぁあぁあぁっ!」
突然天井裏からニョキリと顔を出したヴリトラに驚いてサプライズ吐血した。