俺様彼氏とあたしの関係。
「おい。自分の立場も考えて行動しろよ。」

「殴る気なんかねぇよ…。」



俺は山城を離した。



「おい。亜香里はどこにいる?」



俺が問いただしても、山城は下を向いたまま何も答えない。



俺の言葉を聞いて、全てを悟ったと思われる恭一が口を開いた。



「こら金髪。亜香里ちゃんに何かあったら俺だって黙ってねぇからな。」

「知らない。あたしは何も知らない。」



さすがの俺も殴ってしまいそうだ。



「お前の親父の会社って山城コーポレーションだよな?」

「だったら何?あんた何か一生かかっても入れない様な会社よ!!」



山城コーポレーション?



どっかで聞いたことあるような…。



「モモちゃん♪金森株式会社って知ってる?」

「パパの会社の親会社よ。」



金森?



「ちなみに俺の母親の会社ね。」

「は!?」

「俺って、今は赤沢だけど、昔は金森だったんだよね♪」



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