俺様彼氏とあたしの関係。
俺は今、冷静じゃないだろう。



「山城ぉ。お前何したかわかってんのか?」

「痛い!!離してよ!!」



山城は、必死に俺の腕を離そうとしてる。



「このままこっから落としてやるよ。」


俺は山城の髪を掴んだままベランダに行こうとした。



「蓮司やめろ!!相手は女だぞ!!」

「恭一、女だろうが男だろうが関係ねぇだろ。」



そのまま山城を引きずってベランダの鍵を開けた。



「蓮司!!」



恭一が俺の肩を掴んで必死に止める。



「離せよ。おめぇもこっから落ちてぇか?」

「落ちねぇし!!マジでやめろ!!」



恭一は俺を離さない。



「蓮司…。ごめんなさい。許して…。」



山城はいつの間にか泣いてて、カタカタと震えてた。



「蓮司、亜香里ちゃんは無事なんだぞ!?取り合えず手離せ。」



亜香里は無事…。



その言葉で我に返る。



< 198 / 393 >

この作品をシェア

pagetop