俺様彼氏とあたしの関係。
山城の頭から手を離すと山城はその場にしゃがみ込んだ。



「蓮司、取り合えず今は亜香里ちゃんだ!!」



冷静な恭一に言われて俺は亜香里を見た。



亜香里はまだ寝てるみたいだった。



俺は亜香里に近づき、亜香里を起こす。



「亜香里、おい!!起きろ!!」



軽く頬を叩いてみても亜香里は起きない。



「何で起きねぇんだよ!!」



何で起きねぇ!!



「お前ら、何かしたか?」



恭一がそう言うと男達が口を開いた。



「後ろから軽く殴ったら、倒れた時に頭打ったかも…。」



頭!?



「蓮司、病院だ!!」



俺と恭一は救急車を呼んで亜香里を病院に運んでもらった。



山城達は学校に連絡して先生に任せた。



「恭一…。どうしよう…。」

「きっと大丈夫だ。すぐ目覚ますから…。」



< 199 / 393 >

この作品をシェア

pagetop