俺様彼氏とあたしの関係。
最高の花火
【蓮司】



亜香里が俺を忘れてから1ヶ月が過ぎた。



変わった事は、お互いの部屋に行かなくなった。



電話もしなくなった。



全く知らない俺が亜香里の部屋に行くわけにはいかない。



あれから、事情を知った学校は山城を退学にした。



山城の取り巻きの男共は違う学校だったために、そっちの学校で処分を下したらしい。



もう一つ変わった事…



「蓮司君、次の授業絶対当たるよ!!」

「お前が答え教えてくれれば問題ナシ♪」



俺を“蓮司君”と呼ぶ亜香里。



距離を感じる。



触りたくても触れない。



俺は前より亜香里に話しかける様にした。



「亜香里、そろそろ夏休みだけど、予定は!?」

「何もナイ♪」

「じゃあ7月30日は空けとけ♪」

「何で!?」

「俺と強制デートな♪」



はっきり言って、この状況をどうしたらいいかわからない。



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