俺様彼氏とあたしの関係。
どうすれば亜香里は思い出すんだろう…。



亜香里からすれば俺は隣の席の蓮司君でしかない。



「帰るの!?」

「今から仕事だ♪」



仕事してても亜香里の事ばかり考える。



「何か悩んでんのか?」



カメラマンにまで心配される始末。



「最近、蓮らしくねぇぞ。」



俺らしくない…。



そりゃそうだ。



俺は自分がどんな人間だったかわかんねぇんだから。



亜香里にどう接してきたか。



亜香里の記憶と共に、俺って人間が分かんなくなった。



俺はこれからどうすればいいんだよ…。



「蓮司、お前はお前らしく接すればいいんだ。俺様なお前でいいんじゃねぇか?考えて行動すんな。」



恭一の助言も訳が分からない。



俺らしく…。



逆に嫌われたりすんじゃねぇか?



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