俺様彼氏とあたしの関係。
あたしは学校が終わるとまっすぐ寮に戻る。



寮でする事は特になくて、ご飯を作る事くらい。



今日も1人でキッチンに立ち、ご飯を作る。



コンコン



誰だろ?



凛かな?



あたしの部屋を訪ねて来るのは凛くらいしかいない。



ガチャ



「蓮司君!?」



蓮司君の部屋は隣。



初めて蓮司君があたしの部屋を訪ねてきた。



「ケーキ。食う?」



蓮司君は仕事でもらったらしいケーキを持ってきてくれた。



あたしは警戒しながらも、蓮司君を部屋に上げる。



「甘いの嫌いなの?」

「嫌いじゃねぇよ?」

「じゃあ、何であたしに?」

「一緒に食いたくなった。」



ドキッ



蓮司君の言葉に心臓が激しく動き出した。



「あっ!!コーヒーでいい?」

「あぁ。」



蓮司君はなれたようにテーブルに携帯と自分の部屋の鍵を置き、ベッドを背もたれにして座った。



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