俺様彼氏とあたしの関係。
それから蓮司は、知らない人達の所に行って挨拶してた。



「蓮ってやっぱりスゴイな!!」

「すげぇな!!」



ちらほら聞こえる若手俳優さんの声。



スゴイよね…。



何か、蓮司ばっかりどんどん先に進んでて、手が届かなくなるんじゃないかって思う…。



「亜香里。」



愛しい声に呼ばれて振り向くと、素敵な笑顔の蓮司。



まぶしい!!



「今日はこのままホテルに泊まるから。」



小さい声で囁かれた後、蓮司にそっと部屋のカードキーを渡された。



「じゃあ、後ほど♪」



それだけ言って蓮司はまた知らないおっさんと笑顔で会話し始めた。



強制!?



泊まれって事!?



いつもと違う蓮司にドキドキしながらカードキーをバッグに閉まった。



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