俺様彼氏とあたしの関係。
「亜香里…」



うそっ…



何で蓮司が…



「お前こんな時間に何やってんだよ。こいつ誰?」

「あ、あのね、あたし…。」



何から話したらいいかわからなくて、うまく説明できない。



「亜香里ちゃんとバイトが一緒なんだ。夜は危ないから送ってきた。」

「へぇ…。で?送ったついでにキスとかしちゃうんだ?」

「俺は亜香里ちゃんが好きだから。それより、君は彼氏?」



蓮司はものすごく怒ってると思う…。



蓮司に掴まれた腕が痛い。



「彼氏だね。」

「亜香里ちゃんは俺がもらうから。」

「随分な自信だな。俺から取れるもんなら取ってみろよ。」

「君も自信過剰だね。さすがモデルの蓮君。」



やっぱり気付いてたんだ…。



もうやだ…。



「亜香里ちゃん、返事はまた明日ね♪じゃあね。」



そう言って瀬戸さんは帰って行った。



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