俺様彼氏とあたしの関係。
【蓮司】



「到着。」



着いたのは、寮から1時間かかる海。



亜香里と一緒に車を降りる。



「寒っ!!」



12月の海はハンパなく寒かった。



亜香里はさっき貸した俺の上着を渡してきた。



「亜香里ちゃんに貸してあげよう♪」



俺は亜香里に上着を着せた。



チビな亜香里にはデカイ俺の上着。



「スカートと同じくらいだし♪手見えねぇじゃん!!」

「暖かい♪」



亜香里は目を細めて笑った。



亜香里は俺のだからな。



「離れんなよ。」

「うん。」



それから2人で空を見上げて星を見た。



「キレイだね。」

「あぁ。」



冬の夜空は星がキレイに見える。



「何で海なの?」

「1回してみたかっただけ♪ケンカの後の海。でも失敗。寒すぎた…。」

「あははは♪帰ろうか。」

「そうだな…。」



それから俺は、また1時間かけて寮まで戻った。



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