ハーレム ブラッド
放課後
「結局、遠足のこと何も決まらなかったな。」
幸大が言う。
「まぁ、桂木先生だからなぁ…」
行正が言う。
「幸大君、帰ろ〜?」
クーニャが言う。
「あ…山下。
頼みたいことがある。」
「何?」
「これ、榊に渡してくれ。
あ…俺からって言うのは内緒で。
それから、しばらくは肌身離さず持つようにも言ってくれ。」
幸大が赤いハンカチを渡す。
「これ…ただのハンカチだよね?」
「ああ。」
「まぁ…幸大君が言うならやるけど…
じゃあ…校門で待っててねぇ?」
「ああ。」
クーニャは教室にいる姫野に近づく。
「やっほぉ〜。
元気?」
「…何かしら?」
「もぉ〜。
ツンツンしないでほしいなぁ。」
「…。」
姫野が睨む。
「姫野さんにプレゼント。」
クーニャが赤いハンカチを差し出した。
「ハンカチなら持ってるわ。」
「幸せの黄色いハンカチならぬ幸せの赤いハンカチ。
これはとある男の子が姫野さんに渡してほしいって。」
「誰が?」
「それは内緒〜。
まぁ…姫野さんにもファンはいるでしょ?」
「…。
彼氏のいる私にプレゼントなんて滑稽ね。」
「結局、遠足のこと何も決まらなかったな。」
幸大が言う。
「まぁ、桂木先生だからなぁ…」
行正が言う。
「幸大君、帰ろ〜?」
クーニャが言う。
「あ…山下。
頼みたいことがある。」
「何?」
「これ、榊に渡してくれ。
あ…俺からって言うのは内緒で。
それから、しばらくは肌身離さず持つようにも言ってくれ。」
幸大が赤いハンカチを渡す。
「これ…ただのハンカチだよね?」
「ああ。」
「まぁ…幸大君が言うならやるけど…
じゃあ…校門で待っててねぇ?」
「ああ。」
クーニャは教室にいる姫野に近づく。
「やっほぉ〜。
元気?」
「…何かしら?」
「もぉ〜。
ツンツンしないでほしいなぁ。」
「…。」
姫野が睨む。
「姫野さんにプレゼント。」
クーニャが赤いハンカチを差し出した。
「ハンカチなら持ってるわ。」
「幸せの黄色いハンカチならぬ幸せの赤いハンカチ。
これはとある男の子が姫野さんに渡してほしいって。」
「誰が?」
「それは内緒〜。
まぁ…姫野さんにもファンはいるでしょ?」
「…。
彼氏のいる私にプレゼントなんて滑稽ね。」