ハーレム ブラッド
校舎裏

「何で不良は校舎裏が好きなんだか…」

幸大が言う。

ザッ…


男たちが現れて幸大と姫野を囲む。

「お前ら…


昨日はよくもやってくれたな…」

間宮が言う。

「いや…俺は一人も殴ってないけどな。」

幸大が言う。

「姫野!!


てめぇ、許さねぇからな!!」

「ったく…

器の小さい男ね。」


「お前ら…

こいつらをぶっ殺せ!」


間宮が言う。


「幸大…

あなたアレを使わないで喧嘩なんかできるの?」

姫野が言う。

「使わないでは無理だが…使い方は自由だ!」


バコォンッ!


襲ってきた男を一撃でノックアウト。


「正真正銘の鉄拳だ。

血管の中の血液をそのまま鉄の硬度で固めただけだがな。」

幸大が言う。


「ふぅん。

まぁ…使えるわね。」


姫野も敵を次々と倒した。




「あとは2人だけだな。」

幸大が言う。


残ったのはゴツい奴と間宮。


「間宮は榊に任せる。」

幸大が言う。

「あら…

幸大はそっちの、倒せるの?」


「ああ。」


「ほぉ…


やってみろよ!!」


ゴツい奴が走り出す。

「ブラッド・ワイヤー」


クンッ…

鉄血のワイヤーに引っ掛かる。


ドサッ!

ゴツい奴が倒れた瞬間…

「地球のコアでも覗いてこい!!」


バコォンッ!

転んだままの鉄の後頭部に鉄拳を打ち込んだ。


「ふぅ…

気絶したぜ?」

「やるじゃない。」


「ひぃ…!」

間宮が言う。
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