ハーレム ブラッド
かぷっ…

ちうちう…ちうちう…ちうちう…ちうちう…ちうちう…ちうちう…ちうちう…ちうちう…ちうちう…

「そう言えば…肩こりは血行が悪いと起こるって言うけど…俺はならないのかな…」

幸大が言う。

ちうちう…ちうちう…ちうちう…


「吸血鬼とかも血行がどうとかの病気とかってならないのか?

やっぱし、血糖値が高い人の血は甘いとか?」

「ふぅっ…

幸大、うるさいわよ?」

姫野が吸い終わって言う。

「だって暇だし。」

「ちなみに血糖値が高くても血の味が普通の味覚で甘く感じるほどの糖分は含まれてないわよ…」


姫野が言う。



「最後は私です。」


クーニャと同じように座って抱きつく。


「では…」

ちゅ〜。

「え?」

幸大が驚く。

「幸大さんの首筋にキスマークをつけときました。」

「何してんだよ…まったく。」

「幸大さんも私の首筋にキスマーク…つけますか?」


「…遠慮する。」

「そうですか…

まぁ、幸大さんはチキンなので、新婚初夜まで我慢します。」

「な!?」

「ふふっ。

楽しみにしてますよ?」

「…。

考えとく。


が、そもそも一夫多妻じゃない日本で全員で結婚式なんて挙げれるのか、わからないがな。」

「そのときは…皆で海外で良いじゃないですか。」

そう言いながら、咲子は優しい目をして首筋に牙を立てた。
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