ハーレム ブラッド
「教師は最近になって吸血鬼だって知ったんだ。


翡翠の眼の吸血鬼だ。




残りの3人もそれぞれ、鮮血の眼、蒼月の眼、黄昏の眼の吸血鬼だ。



最初に会ったのは鮮血の眼の吸血鬼でな…


放課後に学校の教室で襲われたんだ。



二人目が黄昏の眼の吸血鬼だ。


またまた襲われそうになったんだが鮮血の眼の吸血鬼が助けてくれて…

まぁ、なんやかんやあったんだよ。



そして、駅裏で蒼月の眼の吸血鬼に出会ったらついてきて…なんやかんやで一緒に暮らすことになったんだよ。」


「あいまいじゃねぇか!」

マリアが言う。


「話すと長くなるんだよ。」


「な…何で吸血鬼と一緒に住むんですか?」

毛布が言う。

「え?」

幸大が振り向くとびくっと動く。


「そ、その…」


「一緒に住むのはおいといても…

あいつらは週に一回は必ず血を吸いやがる。」


「お前、おかしいだろ…

吸血鬼が3人もいて、血を吸われたり、一緒に暮らしたり…」


「おかしくは…ないんじゃないか?」


「は?」

「毛布もおかしいと思うか?」


毛布が縦に動く。


「そうか…」


「なんで、お前はおかしいと思わないんだよ…」
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