ハーレム ブラッド
「ただいま帰りました。」

咲子たちが帰ってくる。


「おかえり。」

幸大が言う。

「あ!!

幸大君…それは何かにゃ?」

クーニャが言う。

「罰だ。」

そう言った幸大のあぐらをした足に桂木と沙羅が座り幸大に抱き締められてる。


「罰って何の?」

姫野が言う。


「桂木先生が可愛すぎると言う罪状だ。」

幸大が言う。

「罰と言うわりには桂木先生が喜んでますね。」

咲子が言う。

「沙羅は何でなんだ?」

マリアが言う。

「おまけだ。」

幸大が言う。

「…。

桂木先生…幸大と何かあったんですか?」

姫野が言う。

「な!?

何にもないわよ!?」


「…。

桂木先生…こちらへ。」

咲子と姫野がキッチンへと引っ張る。


「あ…」

物寂しそうな顔をして桂木が幸大から離れた。


「いいにゃ〜。

私も幸大君からの罰…受けたいなぁ…」

クーニャが黄色い眼で幸大にゆっくり抱きつく。


「クーニャ…」

「むしろ…幸大君にならもっとハードなお仕置きもして欲しいなぁ…


幸大君にいじめてもらいたいなぁ…」

かぷっ…

クーニャが幸大から血を吸い始めた。


「おい…勝手に…」

「ん…」

ちうちう…

「ったく…」

幸大がそのままクーニャを抱き締める。

「んふっ…」

ちうちう…

クーニャが血を吸いながら小さく微笑んだ。


「甘いよな…俺。」

幸大が呟いた。
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