ハーレム ブラッド
2人が離れる。

「幸大さん…貴方と言う人は…」

咲子が言う。

「この鎖…鍵を外せば取れるのか。」

幸大は外された鎖を見て言う。


「だからどうした?

鍵はここだ。

咲子…君にはこの腕輪を着けてもらう。


これは爆弾だ。

君が万が一裏切ったりしたら困るからね。」

男性が言う。

「幸大さん…どうします?」

咲子が言う。

「ふぅ…

沙羅は俺が鎖を外す。

残りはお前に任せる。」


幸大が言う。

「わかりました。」

「何をする気だい?」

男性が幸大に近づく瞬間…


「今だ!!」

幸大が叫ぶ。


バサァッ!

咲子が翼を広げる。

「ぬぉっ!?」

翼に弾かれて男性が吹き飛ぶ。

「ブラッドロード!」

幸大の首筋から血が流れ沙羅の鎖の鍵のところまでの道が作られた。



ヒュンッ!

咲子は高速で移動し姫野たちの前に現れた。

「痛みは一瞬です。」

咲子が言うと同時に姫野たちの手首を切り落とした。

「くっ…」

姫野が耐える。

「うぎゅぅっ!」

クーニャは顔をしかめる。

「ああっ!!」

桂木が声をあげる。

「いってー!」

マリアが叫ぶ。

しゅぅぅぅっ…

全員の手はすぐに再生した。


「無茶するわね…」

姫野が言う。
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