ハーレム ブラッド
私は放課後まで暇潰しをします。


主に買い物をして家に帰ります。


そして、放課後。


私は校門の前で幸大さんを待ちます。



「待たせたか？」

幸大さんと桂木先生を除いた皆さんが集まります。


桂木先生はお仕事なので仕方ありません。


皆で帰ります。

たまに寄り道をしたり、幸大さんと私のアパートに来て幸大さんの血を吸う時もありますが今日はまっすぐ帰宅のようです。



夕食後。


幸大さんが皿洗いをしている最中にお風呂に入ります。


「本当は一緒に入りたいとは思いますが…何度も言いますが幸大さんはチキンでヘタレですから。」


つい、声に出してしまいましたが、声に出したいくらいにチキンでヘタレなんです。





夜


幸大さんもお風呂から上がるとゆったりとした時間が訪れます。

我が家にはテレビはありませんから。


そして、だからこそ、私の大好きな時間なんです。


ぎゅっ。

後ろから大好きな人に抱き締められます。


「…。」

私は後ろに体重をかけます。

彼が支えてくれるから安心します。


そして、気持ちは穏やかで…なのに、心臓は早くて…不思議だけど心地よいんです。
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