ハーレム ブラッド
「責任なんかとらなくて良いわ。」

姫野が言う。

「幸大さんが愛してくれるだけで幸せになれますから。」

咲子が言う。


「私も、仲間に入れて欲しいな。

良いよね?」

クーニャが言う。

「…。

幸大君が苦しむよりも…こっちの方が良いよね?」

桂木が言う。

「私も…幸大さんを困らせたいわけじゃないですし…幸大さんと離れたくもないです。」

沙羅が言う。


「そうだぞ!!

責任とかはよくわかんないけど…お前が私たちを思ってるように、私たちもお前を思ってるんだぞ!!」


マリアが言う。


6人が幸大に近づき、接触をする。



「お前ら…」

幸大は6人を見ると目を閉じた。


「幸大…」「幸大さん…」「幸大君?」「幸大君…」「幸大さん?」「幸大?」


ぎゅっ。

6人を抱きしめる。

「バカだよな…


お前らが好きで…でも、誰か一人を選ぶこともできなくて…それなのに、誰一人として失いたくなくて…

だから、ハーレムを選んだのに。


今さら…得ることを拒み、そして優衣や沙羅を失おうとした。」


「なら…どうするんですか?」

咲子が言う。
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