ハーレム ブラッド

夜


アパート


「というわけで、

最近の幸大が余りにも余裕ぶってることに関する対策会議を始めます。」

姫野が言う。

そこには女性６人が集まっていた。

「そもそも、放課後に校門で幸大さんだと思い出迎えたら皆さんだったという残念な出来事に謝罪はないんですか？」

咲子が御茶を出しながら言う。


「まぁまぁ、いいじゃん。」

クーニャが言う。

「幸大君はどこに？」

桂木が言う。

「幸大はお父さんに呼び出されたわ。

まぁ、厄介なことに巻き込まれてるんじゃないかしら？」

姫野が言う。

「幸大ならありえるな。」

マリアが言う。

「ひ、否定はできない…ですよね。」

沙羅が苦笑する。

「それよりも、対策会議をするわよ。」

姫野が言う。


「ん〜。

私も困るんだよねぇ…

幸大君を手玉にとれないし、逆に手玉にとられちゃうし…」

クーニャが目を閉じて思い出すように言う。

「あの、嫌そうには見えないです…。」

沙羅が言う。


「そーなの…

わかる？

嫌じゃないから困るんだよねぇ〜。」

クーニャが身をよじりながら言う。


「わ、私は今の幸大君で良いと、思うな…」

桂木が顔を真っ赤にして言う。


「そりゃ、先生は抱きしめられて、頑張ってって言われて、ほっぺにキスだもの。

嫌なわけないわね。」

姫野が言う。