ハーレム ブラッド
「ブラッディ・ハンター!」


ギュルルルル…


4つの鉄血のチャクラムが怪物の周りを飛んで注意を引く。


「終わったわよ!!」


6人が帰ってくる。



「お前らに確認したいことがある。」

「何?」

姫野が言う。

「吸血鬼は上半身が消し飛んだら死ぬのか?」

「…。

そうですね。

消し飛んだら…です。

細切れ…いえ、ミンチくらいにしたら死ぬかと。


ですが、すぐに回復しますので切り刻んでも無駄かと…」

「違うな。


文字通り…消し飛ばす。」



「え?」

咲子が言う。


「悪いな…


ブラッド・チェーン。」


じゃらっ!


鎖が姫野たちを拘束した。


「幸大!!

何するのよ!!」


「…。

SMプレイの一種だと思ってくれ。」


「幸大君…!」

桂木が言うが幸大は振り向かずに怪物へと歩んでいく。




「ぐがぁぁあ!」

怪物の拳が近づいた幸大を襲う。


「もう、詰んでいる。

チェックメイト…だ。」


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!


「ぐぎゃぁぁぁぁぁあ!?」


姫野たちがばら蒔いたスライムタイプの血液が伸びて棘となり怪物を襲う。


無数の針が怪物の体を貫通した。
< 309 / 500 >

この作品をシェア

pagetop